京セラは2月18日、インドに同社グループ初となる生産拠点「京セラCTC精工」の建屋が完成したと発表した。

京セラCTC精工の外観

生産拠点はインド国内で拡大を続ける切削工具の需要に対応するためのもの。インド国内の切削工具市場は、自動車や産業機械、エネルギー、インフラなどの市場拡大に伴い、新興国の中で最も高い水準で推移しているという。

同社が展開するインドの機械工具事業は現在、グルガオン、チェンナイ、バンガロール、プネの4都市に営業拠点を設けており、技術サポート用のセンターも開設している。今回の生産拠点の稼動により、生産・営業・テクニカルサポートの3体制が整ったことになる。

生産拠点の概要は、敷地面積が8000m2、延床面積が7000m2(2階建て)、主要生産品目が刃先交換チップとホルダーで、月産10万個の予定としている。