日本ユニシスは2月18日、自動車部品メーカーを中心とした製造業の設計部門向けに、グローバル化対応時の業務やシステムの課題を解決するCADシンクライアント導入検証サービスの提供を開始すると発表した。

技術検証の環境イメージ

同社は、製造業がグローバル展開を進める上で「海外拠点との間で機密性の高いCADデータをやりとりすることによる情報漏えい」「災害などのトラブル発生時の業務継続や業務復旧」「海外拠点の運用や管理にかかるコスト」「利用環境の多様化などのニーズへの対応(既設PC、タブレットなど)などの課題があると指摘。これらを解決するため、同社は3種類の検証サービスを提供する。

1つ目は国内環境での検証に加えて海外拠点における実地での検証を行う「グローバル検証サービス(価格は500万円~)」、2つ目は顧客の国内拠点内にグローバル活用を模した環境を構築し、その環境で検証する「国内環境での検証サービス(400万円~)」、3つ目は顧客の検証計画立案支援(現状整理/課題明確化/稼働時の性能、品質の設定など)を行う「CADシンクライアント導入検討支援サービス(50万円~)」となる。

同社は、導入検証サービスなどを通じて製造業のCADシンクライアント導入を支援し、今後3年間で50社への提供を目指すとしている。