六本木アートナイト実行委員会は、六本木の街を舞台にしたアートの饗宴「六本木アートナイト2014」を4月19日・20日に開催するが、本イベントに先駆けて、開催までの制作プロセスなどを紹介するプレイベント「六本木アートナイトスクール」(全3回)が開講されている。会場は東京・六本木の国立新美術館 3階講堂。参加は無料。

今回で5回目を迎える「六本木アートナイト」は、生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルの提案と、東京における街づくりの先駆的なモデル創出を目的に開催される一夜限りのアートの饗宴。同イベントでは毎回、デザイン・音楽・映像・パフォーマンスなど幅広いジャンルのアート作品を街中に点在させることで、アートと街が一体化した非日常的な体験を提案。過去には現代美術家の椿昇氏や草間彌生の大型インスタレーション作品なども登場し、注目を集めた。

アーティスティックディレクター・日比野克彦氏(撮影:後藤充)

今回初の試みとして開催される「六本木アートナイトスクール」は、イベント開催までの制作プロセスを、3カ月前、2カ月前、1カ月前のタイミングで公開するスクール形式のプレイベント(全3回)。六本木アートナイトでアーティスティックディレクターを務める日比野克彦氏が校長として参加し、実際のプロジェクトチームのメンバーとともに各テーマに沿って議論を交えるという。テーマは、第1回目が「テーマの作り方」(開催日:1月10日、終了済み)、第2回目が「コンテンツの街への組み込みかた」(開催日:2月20日)、第3回目が「今年のアートナイトの楽しみかた」(開催日:3月19日)となっており、申し込みは公式サイトなどにて受け付ける。各回とも定員は50名で、応募多数の場合は抽選となる。このほか詳細については公式サイトまで。