アドビ システムズは5日、熊本ソフトウェア社が運営する「身体障害者ソフトウェア開発訓練センター」の訓練課程において、同社のメンバーシップ制サービス「Adobe Creative Cloud グループ版」が採用されたと発表した。

同センターでは身体障がい者を対象とした職業訓練を実施しており、その訓練過程のひとつである「ウェブ・クリエーター グループ」においては、従来よりアドビ製品を使ったDTPとWebデザインの教育が行われていたという。

しかしながら、新製品がリリースされるたびに必要となるアップデート作業やライセンス管理が煩雑化していたこと、さらに予算の都合上、すべてのバージョンを統一することが困難だったため、実際の訓練環境としても利便性を欠いているなどの課題が散見。これらを解決するため今回の導入が決定されたという。

なお、Creative Cloudでは、同社が提供するすべてのクリエイティブ製品が使えるため、訓練生はこれまで使用することのなかった製品にもチャレンジ可能となり、学習意欲が向上するなどの効果もあったとのこと。今回の導入事例は製品ページより閲覧することもできる。