インターネットイニシアティブ(IIJ)は、シンガポール国内でクラウドサービス「IIJ GIO Singaporeサービス」を3月3日より提供開始すると発表した。
「IIJ GIO Singaporeサービス」は、サーバ環境を提供するサービス。サーバラインナップとネットワークやファイアウォール/ロードバランサなどのアドオンメニューを組み合わせてシステムを構成する。
サーバの種類は仮想化サーバタイプと専有サーバタイプから選択でき、海外で提供するIIJ GIOサービスとしては初めて、VMwareの仮想化基盤を提供する「仮想化プラットフォーム VWシリーズ」を提供し、既存システムと組み合わせたプライベートクラウドの構築などのニーズにも対応する。
IIJでは本サービスの提供に先立って、シンガポール国内のパヤレバ地区にデータセンターを開設し、同時に、自社のバックボーンネットワークをシンガポールと香港に延伸した。
IIJグループでは、海外において既に米国、中国、欧州でクラウドサービスを提供しており、今回の東南アジア地域でのサービス開始により、日本を含めて世界5極にクラウドサービス基盤が整備されたことになる。