米Googleは1月30日(現地時間)、2013年第4四半期(10月-12月)決算を発表した。17%の増収増益で、売上はアナリストの予想平均に達したものの、Motorola Mobilityの不振で利益が予想にとどかなかった。
12月期の売上高は168億6000万ドルで前年同期比17%増。会計原則 (GAAP) ベースの純利益は33億8000万ドル(前年同期比17%増)、希薄化後の1株あたり利益(EPS)は9.90ドルだった。
売上の内訳は、Googleのサイトが105億5000万ドル (前年同期比22%増)。これはGoogleの売上高の67%に相当する。Googleネットワークと呼ばれるパートナーサイトからの売上高は35億2000万ドル (同3%増)で、Google売上高の23%。Motorola Mobile事業は連結売上高の7%に相当する12億4000万ドル (同18%減)だった。
営業利益は、売上高の23%に相当する39億2000万ドル。Google事業は53億2000万ドルの営業利益だったが、Motorola Mobile事業が3億8000万ドルの営業損失を計上した。
Googleのクリック単価は前年同期比11%減だった。Googleがモバイルへの取り組みを強めている影響で近年同社のクリック単価の下落が続いており、今期は前期の8%減よりも下落が拡大した。ただし、ペイドクリック数が同31%増と、クリック単価の落ち込みを上回るペースで伸びている。
2013年通期では、売上高598億3000万ドルで前年同期比19%増。純利益は129億2000万ドルで同20%増だった。