NECは1月29日、Android搭載のビジネス向けタブレット「LifeTouch シリーズ」のラインアップに、10.1型タブレットの新商品「LifeTouch L」を追加したと発表した。

希望小売価格は5万6300円(税別)で、2月20日より出荷予定。また、3月14日に出荷予定の標準クレードルが6000円(税別)で販売される。

10.1型Androidタブレット「LifeTouch L」

LifeTouch Lは、Android 4.1を搭載し、1280×800ドットWXGA液晶で軽さ約590グラム、約15時間のバッテリ駆動を実現している。ビジネス分野でのタブレット端末の用途や利用シーンの拡大に伴い、安全な無線LAN接続を支援する機能やテレビ会議等でのハウリングを低減するエコーキャンセル機能を搭載し、オフィス内の利用に加え、出張や外出先、広い工場内での無線LAN利用まで、幅広いシーンで活用できる。

LifeTouch Lには、オフィスや広い工場など、複数のアクセスポイントが混在している環境において、事前に登録してある許可済みアクセスポイントのみに接続する「アクセスポイントホワイトリスト機能」を搭載。

ほかにも、同時に複数の許可済みアクセスポイント圏内に入った場合に優先度の高いアクセスポイントへ誘導する「アクセスポイント優先順位設定機能」、アクセスポイントの通信可能範囲を越えた場合に次のアクセスポイントへ自動的に切り替える「無線LANハンドオーバー機能」などの機能を搭載している。

これらの機能により、ビジネス用途における課題であったセキュリティの確保できていないアクセスポイントへの接続を排除し、安全な接続環境を構築するとともに、建物内での移動時に通信が途切れにくい利用環境が実現する。

また、複数名で業務端末を共同利用する際には、ユーザごとに使用アプリを指定できる「マルチユーザ管理機能」が有効だという。オフィスでの利用を想定し、机やテーブルから持ち上げられるように、角に丸みを持たせ、指紋や汚れが目立ちにくいデザインが採用されている。店舗や商業施設での接客業務や受付端末や電子広告として利用する際に便利な、置いたまま充電が可能なクレードルもオプションで用意されている。

LifeTouch Lは、「NEC Solution Tablets」の対象端末となっており、出荷前に「端末専用化」や「アプリ削除防止」「アプリ配信サービス」などのカスタマイズを行うことが可能だ。