Tableau Japanは1月27日、良品計画のスマートフォンアプリ「MUJI passport」が創出するビッグデータを解析・活用するため、TableauのBIソフトウェア、Tableau DesktopとTableau Serverを導入したと発表した。

これにより、良品計画では、「MUJI passport」の利用者を始めとする顧客のニーズや購買行動を把握することができるようになった。

「MUJI passport」は、全国の店舗やネットストアでの買い物や店舗への来店時にチェックインすることで貯まる「MUJIマイル」や、商品の店舗在庫を確認できる「ショッピングガイド機能」などの機能を搭載。またオンラインショップ「MUJI.net」、Facebook、mixi、Twitterなどのソーシャルアカウントとの連動も可能なスマートフォンアプリ。

同社では、「MUJI passport」で生成されるデータが、従来のWEBや実店舗から日々上げられるデータに加わることで、良品計画のWEB事業部が扱うデータ量だけでも、年間3億件以上に上ると試算。この膨大なデータの管理には、費用対効果の高いAmazon社のデータウェアハウスサービス「Amazon Redshift」が採用されている。

今回、これらデータの解析、可視化、共有するBI(ビジネス インテリジェンス)ソフトとして「Tableau Desktop」ならびに「Tableau Server」が選定された。

選定の理由としては、視覚化、分析ツールとしての定評や費用対効果、Amazon Redshiftとの親和性の高さのほか、ライブ接続されることで、Tableau Softwareによる多面的重層的な解析が最新の情報に基づいて可能となっている。経営判断や商品開発のための判断材料がタイムリーに提供・共有できるようになる点が評価されたとしている。

なお、良品計画では、2013年12月より同システムを本格稼動、運用開始している。