住友電工情報システムは、全文検索システム「QuickSolution(クイックソリューション)」をメジャーバージョンアップし、「QuickSolution Ver.9.0」として1月末日より出荷開始すると発表した。

新バージョンでは、ユーザインタフェースを一新し、フォルダツリー表示や検索結果のソートとフィルタ、検索結果の表示形式の切り替えなど、Windowsエクスプローラのような操作性を実現。ソートとフィルタは使いやすく配置されており、表示する項目を利用者の好みに合わせてパーソナライズすることも可能。また、利用者ごとの検索履歴をワンクリックで呼び出して再検索できる機能の追加や、サムネイルを従来比で大きく表示するなどの改善を行っている。

アクセス権限が設定された環境下での検索パフォーマンス向上とセキュリティ強化も行い、アクセス権限が設定された大容量のファイルサーバ検索において、参照可能な検索結果の表示までにかかる時間を短縮。データ構造および内部処理を刷新し、検索速度(Active Directoryに基づく参照権限チェック含む)を高速化。また、従来のファイル単位の参照権限チェックに加えて、上位階層のフォルダの参照権限もチェックできるようにした。

そのほか、システム管理者がファイルサーバを検索対象に設定する際の、管理・運用機 能を全面的に見直す(設定画面の刷新、共有フォルダの自動取込など)ことによって、システム管理者の負担を低減するとともに、柔軟な検索対象の設定(検索対象への取込/除外設定など)が可能になっている。

「QuickSolution Ver.9.0」は、フルスペックのFSモデルと基本機能に絞ったDBモデルがあり、どちらのモデルもファイルサーバ、Webサーバ、RDBなどを標準で検索可能。FSモデルの価格は120~900万円(税別)で、DBモデルの価格は80~600万円(税別)。