LINEは1月9日、迷惑電話着信拒否アプリ「LINE whoscall」をAndroid端末向けに提供開始した。「whoscall」は、台湾のスタートアップ企業「Gogolook」が開発し、昨年12月にLINEの親会社であるNAVERが買収していた。

whoscallは、迷惑電話を着信拒否できるアプリ。イエローページ(日本の場合はタウンページ)などで企業や個人商店が一般に公開している電話番号を中心として、世界6億件以上の電話番号を集約したデータベースを活用している。

知らない番号からの電話やSMS着信時に、自動で番号を識別して社名などを画面に表示。これにより、企業や店舗からの着信か、迷惑電話の可能性が着信なのかを確認できるため「トラブルを未然に防ぐ効果が期待できる」という。

ワンタップで着信拒否ができるほか、ネットに接続していなくても発信者情報を識別できるよう、データベースをあらかじめスマートフォンにダウンロードすることが可能。

同アプリは、ダウンロード数が世界600万件を突破しており、台湾や香港など8カ国のGoogle Playで「Google Best Apps 2013」に選定されている。

なお、公開時のバージョンではLINEアカウント認証機能は非対応。LINEを利用した無料通話やトークについては着信拒否サービスの対象外だという。