インテックと日本経済新聞社はこのほど、新聞をはじめとする印刷媒体への広告制作業務の効率化を促進するクラウドサービスの事業化に合意し、両社で、「日経・インテッククラウドサービス有限責任事業組合」を設立することを発表した。

現在、印刷媒体の広告出稿ではデジタルデータでの入稿が可能になっているが、印刷色見本については、見本となる印刷物を広告原稿の制作者側で作成し、広告主、広告会社などの広告出稿関係者が確認した後に新聞社などに提供している事例が多い。

日経・インテッククラウドサービス有限責任事業組合では、この色見本をデジタル化するモニタープルーフ技術を採用し、広告制作者、広告出稿関係者、印刷会社が利用できるサービスとしてクラウドで提供するという。

また、広告デジタル原稿の入稿チェックサービスなども併せて提供する。

同サービスにより、リアルタイムにディスプレイで印刷色見本を確認することが可能になるため、広告主、広告会社、広告制作会社、製版会社間で行っていた印刷物での色見本確認が不要になり、広告制作作業の時間と費用を削減することができる。

サービスのイメージ

サービス開始は2014年5月の予定。