NTTアイティは、ネット環境のない場所でもペーパーレス会議/講義が開催できる「ミーティングプラザ可搬PLCサーバー」の発売を、12月17日より開始すると発表した。

ノートPC型PLCサーバーと小型パッケージ型PLCサーバー

本製品は、ノートPC型、小型パッケージ型の2種類で提供され、ノートPC型は同時接続20名までの会議、小型パッケージ型は同時接続50名までの会議に対応。両タイプとも電源オンで動作を開始し、自動的に無線LANアクセスポイント機能による接続が可能な状態となるため、会議参加者はこの電波を捉え、PLC(PaperLess Conference)サーバーにログインして、会議資料を入手することができる。

同サーバーは会議資料を自動的にページ単位に分解し、発表者の会議端末の配信命令に対応して、参加者の会議端末にページ単位で画像として配信、配信された資料は、会議端末のハードディスクやシリコンディスクには保存されず、ディスプレイのビットマップメモリに展開され表示される。配信ごとに次々と上書きされ、会議終了後に会議端末に保存されず、配信先タブレットから情報漏えいする心配がない。

また、同サーバーを同一フロアにネット接続無しで設置した場合、イントラネットに設置すれば、社内の別々の場所で利用することが可能。同様にインターネットに公開すれば、世界中の多拠点から利用することが可能になる。

Web会議サーバーとしても利用可能で、ペーパーレス会議室のうち1会議室は、2拠点を接続するWeb会議としても利用できる。例えば、ペーパーレス会議室を4会議室まで追加すると、ペーパーレス会議に使用していないときは、8拠点を接続するWeb会議として利用できる。その他、ペーパーレス会議とWeb会議を混在して使用することも可能。

なお、会議端末として使用できる端末はiPad/iPhone、Android端末、Windows PC、Mac等で、ハードウェアとソフトウェアが同一筐体に入った製品と市販のWi-Fiルータのセットで販売、価格はオープンとなっている。