日立システムズは12月11日、中華人民共和国(以下、中国)において、現地リース会社向けの業務管理システム「日立融資租賃管理系統」の販売を12月から現地パートナーを通じて開始すると発表した。
中国リース市場は、この2、3年で急速に立ち上がってきており、2012年末のリース会社数は761社と2010年末の3.6倍となり、取扱高も米国に次ぐ世界第2位の規模に成長。しかし、急速に発展したため、リースの業務管理手法が確立されておらず、リース業務専用のシステムの導入も遅れ、リース業務プロセスを確立した管理システムのニーズは今後益々高まっていくと考えらる。
今回、日立システムズが発売する「日立融資租賃管理系統」は、中国で事業展開するリース会社が中国でのリース事業用に開発したシステムをベースにし、現地で事業展開するリース会社の要件を反映し、機能・操作性を強化した、リース会社向け業務管理システムとなっている。また、同システムは、同社が日本で長年培ったリース会社向け業務システムの構築ノウハウを基に、完全中国仕様で開発したシステムとなっており、既に複数の現地リース会社から引き合いがある。
また、リース会社経験者による業務コンサルティングサービスもオプションで提供し、同システムを導入することで、実績のあるリース業務プロセスによる管理が実現可能。
同システムの中国での販売は、日立(中国)信息系統有限公司を中国での総販売代理店とし、中国全土での展開を行い、2015年度末までに、中国でのシェア10%をめざす。