secretGeekに「Downtime as a Service (DaaS)」という新しいサービスに関する記事が掲載された。ダウンタイムをサービスとして提供するというもので、サーバのダウンタイム時の経験を増やし、実際にそうした状況に陥った場合でも従業員が適切な対応をとれることを目指すサービスだと説明されている。

ダウンタイムが発生することで、それまで業務に従事していた従業員は怒り出したり、走り出したり、何もすることがなくなって座り込んだり、さまざまな対応を取るようになる。まるでサーバがダウンした間に従業員もシャットダウンしたようだと説明があり、これは無駄な人件費が発生していることと同じだと指摘。こうした無駄な時間が生じるのは彼らがダウンタイムの発生時に何をすればよいか理解していないことに原因があるとしており、ダウンタイムを模擬的に体験し経験を積むことでエキスパートとして活動できるようにする必要があるとしている。

そこで登場するサービスが「Downtime as a Service (DaaS)」。Amazonですら実現していない0.0000%での稼働率を保証するとしている。

もちろんこれはジョークのサービスだ。「○○ as a Service」というワードはひとつの流行になっているが、そうした状況をユーモアで表現している。以前「/dev/null as a Service (DaaS)」というジョークサービスが登場したことがあるが、Downtime as a Service (DaaS)は/dev/null as a Service (DaaS)と同じ頭文字を使うことで、さらにひねりの入った風刺になっている。

secretGeekの記事では最後の追伸の形で、6歳の娘にこの話を読んで聞かせたところ「お父さん、それってまったく意味がないよね」といった落ちで締めくくられている。