フェスティバル/トーキョー実行委員会、東京都、豊島区、アーツカウンシル東京・東京文化発信プロジェクト室・東京芸術劇場(東京都歴史文化財団)、としま未来文化財団、アートネットワーク・ジャパンは、池袋エリアに集積する文化拠点を中心に展開される日本最大の舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー13(F/T13)」を開催する。開催期間は11月9日~12月8日まで、会場は東京芸術劇場、あうるすぽっと、にしすがも創造舎、シアターグリーン、アサヒ・アートスクエアほか。

「フェスティバル/トーキョー13」ロゴ

シアタースタジオ・インドネシア「バラバラな生体のバイオナレーション! ~エマージェンシー」(F/T12公募プログラム) (c)Tsukasa Aoki

第6回となる「F/T13」では、古今東西の古典戯曲や神話などを今日的な文脈で捉え直す作品や社会状況の変化に対応した新作などを上演する「主催プログラム」、アジアの若いアーティストを紹介する「公募プログラム」のほか、誰でも気軽に、無料で楽しめる参加型プログラム「オープン・プログラム」を多数実施し、フェスティバル感をいっそう盛り上げる。

多彩なプログラムの中から見どころをいくつか紹介すると、まず注目したいのが、竹を使った巨大な構造物の製作を通じて、自然と人間、技術との関係に切り込む「シアタースタジオ・インドネシア」の新作。パフォーマンス「バラバラな生体のバイオナレーション! ~エマージェンシー」で昨年のF/Tアワードを受賞した彼らは今回は、"海"や"船"をイメージした竹製の野外劇場を池袋西口公園に設置し、1883年のクラカタウ山の大噴火と津波災害を題材にした新作「オーバードーズ:サイコ・カタストロフィー」を発表する。

また、3.11後の世界に向き合う問題作として前回の「F/T12」でも上演された、エルフリーデ・イェリネクの「光のない。」シリーズの最新作「光のない。(プロローグ?)」も登場。現代美術家の小沢剛と遊園地再生事業団の宮沢章夫が、同じ作品を違う演目としてそれぞれ演出を手がける。

ラビア・ムルエ連続上演「33rpmと数秒間」(c)Rabih Mroue

「F/Tモブ・スペシャル」(c)Ryosuke Kikuchi

さらに、中東を代表するアーティストである、レバノンのリナ・サーネーとラビア・ムルエは、近作「33rpmと数秒間」を上演する。自殺した革命家・アーティストの部屋を舞台に、ログインしたままのFacebookの画面は更新を続け、携帯電話に次々とSMSが届くという無人のコミュニケーションによってアラブの現在を浮き彫りにする。

このほか、チェルフィッチュの岡田利規(「現在地」)、Port Bの高山明(「東京へテロトピア」)、中野成樹+ドラマトゥルクの長島確(『四谷雑談集』+『四家の怪談』)、マレビトの会の松田正隆+維新派の松本雄吉(「石のような水」)、木ノ下歌舞伎の木ノ下裕一(「東海道四谷怪談―通し上演―」)ら、新鋭から実力派までの作家が参加している。そして、11月9日に開催される「オープニング・イベント」では、いとうせいこう×宮沢章夫によるリーディングライブや、椿昇による巨大オブジェのお披露目のほか、一般参加型の群衆パフォーマンス「F/Tモブ・スペシャル」に参加する近藤良平(コンドルズ)、三浦康嗣(クチロロ)、古家優里、矢内原美邦が登場する。

なお、同イベントのチケットは利用条件により割引になる物や学生向けの物などさまざまな種類が用意されているため、詳細については同イベントのチケット購入ページを参照してほしい。