日立ソリューションズは10月28日、BI(Business Intelligence)環境を実現する「SAP BusinessObjects導入サービス」において、日立製作所のデータアクセス基盤「Hitachi Advanced Data Binder プラットフォーム」に対応し、ビッグデータを短時間で分析し可視化するソリューションの提供を、1月6日から開始すると発表した。 価格は個別見積もり。

ソリューションのイメージ

「Hitachi Advanced Data Binder プラットフォーム」は、非順序型実行原理を採用することにより、従来の日立製データベースに比べて約100倍の検索性能を実現。このため、データマート(中間集約データベース)の削減が可能となり、データ発生から分析までの時間を短縮、データ利活用を促進するデータアクセス基盤。

日立ソリューションズは、「Hitachi Advanced Data Binder プラットフォーム」と、BIツール「SAP BusinessObjects BI solutions」を組み合わせることによって、ビッグデータを分析して見やすい形で表示するソリューションを提供する。

同ソリューションの主な用途として、流通業では商品別販売動向分析、個人別のOne to Oneマーケティング、交通機関では乗降データと、周辺商圏の動態分析、故障統計分析による保守期間の最適化、医薬関係では臨床データ分析、電子カルテと連動した検査データ分析による高度医療、通信関係ではアクセス解析、SNS解析による、エリア別、商品別の利用状況把握などを挙げている。