ヤマトシステム開発とヤマトフィナンシャルは10月23日、加賀アミューズメントと共同で、日本アミューズメント産業協会(JAIA)と日本アミューズメントマシン協会(JAMMA)が監修するゲームセンターでのマルチ電子マネー決済システムの実証実験に参加することを発表した。

今回のシステムによって「キャッシュレス、ポイント付与による顧客利便性の向上」「無人対応による各店舗の機器管理業務の負荷軽減、業務効率化」「消費税率の段階的引き上げなどに対応できる柔軟な価格設定」が可能になるという。

また、ヤマトグループとの契約により、国内の流通系・独立系・交通系の主要電子マネーを一台の端末で利用できる上に、各電子マネーの精算をヤマトグループ一本で取りまとめが可能となる。

実証実験は、11月8日から2014年1月ごろまでの予定で、タイトーステーション新宿東口店とプレイランドソピア秋田御所野店で実施。実証対象ゲーム機は、クレーンゲーム機・プリントシール機・大型ビデオゲーム機などがあげられる。

ゲーム機への端末取り付けイメージ

ヤマト2社では、実証実験の結果を基に評価を行い、2015年1月を目標にアミューズメント業界への本格導入を検討していくという。一方で運用店舗においては、ポイント付与やクーポン発行など販促支援サービスの提供することで、アミューズメント業界の小額、多頻度決済を考慮した、独自サービスの機能追加や、インフラ整備を推進していく。