LinuxやFreeBSDなどのベンチマーク結果を掲載することが多いPhoronixが、Linux 3.11と開発中のLinux 3.12のファイルシステム/ディスクアクセス性能を比較した記事を「Linux 3.12 Kernel Still Shows Disk Improvements」として公開した。次期Linuxカーネルはext4との組み合わせで利用する場合に、より高速なファイルシステムの利用が可能になるものとみられる。

ベンチマークの結果は「Linux 3.12 Intel Core i7 Benchmarks」に掲載されている。コンパイル系のベンチマークで多少の劣化がみられるが、それ以外の項目はほぼ同じか性能向上が測定されている。ベンチマークに使われたディストリビューションはUbuntu 13.10。ハードウェアはXeon E5とされている。

Linuxカーネル3.12はファイルシステム/ディスクアクセスなどの面のみならず、ほかにもさまざまな新機能や改善が盛り込まれている。