ライフメディアは10月16日、レポートサイト「リサーチバンク」で行った新聞に関する調査の結果を発表した。これによると、新聞(紙媒体)を「ほぼ毎日読んでいる」とした回答者は41%にとどまった。

同調査は、10月4日~9日の期間で、インターネットリサーチ形式により実施。全国の10代から60代男女を対象として、1200人から回答を得た。

「新聞(紙媒体)を読んでいるか」について尋ねたところ、41%が「ほぼ毎日読んでいる」と回答。年齢が若いほど読む割合が低く、年代が上がるにつれ読む割合が高くなった。特に20代女性では、約半数が「(全く)読んでいない」と回答した。

新聞(紙媒体)を読んでいるかどうか

このうち新聞を読んでいる人に対して購入方法を尋ねたところ、85%が「自宅の定期購読」と回答した。定期購読者に対して何種類の新聞を購読しているか尋ねたところ、91%が「1紙のみ」と回答した。

また、新聞を読んでいる人に対して、「新聞を読む理由」を尋ねたところ、「さまざまな情報・話題が読める」が73%でもっとも多い結果となった。「よく読む欄・面」の設問では、「一面」が74%で男女共にもっとも多かった。続いて、男性は「経済面(59%)」「社会面(57%)」、女性は「地域面(60%)」「テレビ欄・ラジオ欄(60%)」と、明確に傾向が分かれた。

一方、新聞を読まない人に対して「読まない理由」を尋ねたところ、「インターネットのニュースサイトで十分だから(50%)」「テレビのニュースで十分だから(43%)」「価格・購読料が高いから(37%)」が上位になった。

10代から60代の全国男女に対して、新聞の電子版の利用について尋ねたところ、「現在利用している」人はわずか7%にとどまった。ただ、利用する意向のある人は72%にのぼり、新聞社が提供する情報へのニーズは依然として残っていることがわかった。

現在、電子版の新聞を読んでいる人に対して、「利用しているものが有料か無料か」と尋ねたところ、「有料・無料いずれも利用している」人は5%であった。他方で、74%のユーザーは「無料版」しか利用していないという。