日本通信販売協会(JADMA)はこのほど、設立30周年を記念して、通販サービスに関する情報を幅広く発信する「ジャドマ通販研究所」を開設した。

ジャドマ通販研究所では今後、通信販売に関する情報を調査レポートとして定期的に発行するとしており、その第一弾として、「ネット通販に関する消費者実態調査2013」のレポートが発表された。同レポートはインターネットリサーチにより過去1年以内にネット通販を利用した15歳~69歳の1000人を対象として、2013年8月30日~9月3日に実施した調査の結果をまとめたもの。

発表によると、「インターネット通販利用時の商品選びで、今後影響を受けやすいと思うSNSがあるか」を尋ねた質問では、全体の20.8%が「今後影響を受けやすいと思うSNSがある」と回答。特に10代女性では49.4%が「ある」と答えている。

インターネット通販利用時の商品選びで、今後影響をうけやすいと思うSNSがあるか(発表資料より)

今後影響を受けやすいと思うSNSのトップはTwitterで、以下Facebook、LINEと続いている。

インターネット通販利用時の商品選びで、今後影響をうけやすいと思うSNS(発表資料より)

ネット通販を利用する際に、SNSで繋がっている友人や趣味の合う人の意見を参考にしながら商品を選択する「ソーシャルコマース」に関する利用意向を尋ねた質問では、全体の23.5%が「ぜひ利用したい」もしくは「やや利用したい」と答えている。学生はソーシャルコマースの利用意向が他の層よりも高い。

ソーシャルコマースについて、今後どの程度利用してみたいか(発表資料より)

個人が持つ知識やノウハウ・特技などのスキルをネットで売買する「個人間スキル取引」に関する利用意向は全体で20.2%で、TwitterユーザーとLINEユーザーの利用意向が高い。

個人間スキル取引について、今後どの程度利用してみたいか(発表資料より)

また、専門家が選んだ商品が定期的に送られてくる「キュレーション型定期購入」の利用意向は全体で18.4%となっており、特に20代男性で利用意向が高い。

キュレーション型定期購入について、今後どの程度利用してみたいか(発表資料より)