京セラ丸善システムインテグレーション(以下、KMSI)は、アシストのクライアント仮想化ソリューション「Ericom PowerTerm WebConnect(以下、Ericom PTWC)」とサーバ構築や配信設定などの付帯サービスを組み合わせたパッケージの販売を10月8日より開始すると発表した。

「Ericom PowerTerm WebConnect」システム概要

2014年4月に控えているWindows XP延長サポート終了にあわせクライアント仮想化を検討する企業が増えているが、依然として導入まで至らず先送りにしているケースが多い。先送りの理由として、仮想化環境の設計・構築に時間がかかることや、サーバの高性能化や低価格化によってユーザあたりのコストは下がってきているものの、従来行うPC入れ替えよりも初期コストが高くなるケースも多いことがあげられる。

このような背景をふまえ、KMSIでは初期導入費を低く抑えたEricom PTWCでの短期構築可能なパッケージサービスを開始した。

同製品は、どんなユーザ環境にもフィットし、独自技術によってワークスタイルの変革を実現するクライアント仮想化ソリューションソフトウェアで、シンプルかつパワフルな管理機能により、導入・展開・運用が容易に行え、また既存資産を生かした一部機能への選択投資によってTCOを削減する。

VDI導入に必要となる付帯サービスを一式パッケージにすることで短期構築をサポートし、残すところ半年余りとなったWindows XPサポート終了前の導入に、また小規模な導入や大規模環境へのファーストステップとして利用できる。

30ユーザを想定した場合の製品の価格は180万円から(税別)。価格に含まれる製品・サービスは、Ericom PTWC サーバ構築/VDIサーバ構築/VDI配信設定(サーバ、クライアント)、Ericom PTWC DeskView 同時ユーザ/Ericom PTWC DeskView 初年度保守(Microsoftライセンス、ハードウエアは別途見積)。