高度な統計学の知識を持ち、アナリティクスを駆使することのできるデータ・サイエンティストへのニーズが高まる中、SAS Institute Japanと科学技術振興機構(JST)は、実務で統計・データ分析を行う社会人ならびに統計学や情報学一般に関心を持つ学生を対象に、分析アイデアおよび分析スキルの優劣を競うコンテスト「All Analytics Championship Powered by SAS ~データサイエンス・アドベンチャー杯~」を共催する。

SASおよびJSTは、本コンテストの実施を通じて、未来のデータ・サイエンティストが分析アイデアや分析スキルを切磋琢磨できる機会を提供したいとしている。

参加希望者は、課題を自由に設定して分析結果をレポートにまとめて提出することで、予選審査(書類選考)を受けることができる。予選審査通過者は、2014年3月8日(土)にJST東京本部別館(K’s五番町)で開催される「All Analytics Championship Powered by SAS ~データサイエンス・アドベンチャー杯~」の本選に出場し、当日のプレゼンテーション審査を経て金賞をはじめとする各賞が決定する。

本コンテスト参加者へは、使用必須のデータとしてJSTが収集・整理・体系化してきた科学技術分野の論文情報を中心とするデータ(JST科学技術データ)が、使用必須の分析ツールとして「SAS Analytics Pro」や「SAS Enterprise Miner」などのSASソフトウェアが貸与される。本コンテストでは、貸与されるJST科学技術データと他のオープンデータなどを組み合わせた分析を歓迎するという。

  • 名称 : All Analytics Championship Powered by SAS ~データサイエンス・アドベンチャー杯~
  • 主催 : SAS Institute Japan、科学技術振興機構
  • 後援(50音順) : KDDI、ジー・サーチ、日本統計学会、マイナビ
  • 課題 : JST科学技術データを使用して、柔軟な発想でテーマを自由に設定し、統計・データ分析を行う。JST科学技術データを使用していれば他のオープンデータなどを組み合わせた分析も歓迎
  • 応募作品 : 分析テーマ、分析手法および分析結果について、分析概要(400字程度)とプレゼンテーション資料(PowerPoint形式)を提出
  • 日程 : <エントリー開始>2013年10月8日(火)より公式Web サイトにて/<エントリー締切>2013年12月6日(金)/<応募作品締切>2014年1月31日(金)/<予選(非公開)>2014年2月17日(月)予定/<本選(公開)>2014年3月8日(土)
  • 本選会場 : JST東京本部別館(K's五番町)(東京都千代田区五番町7)
  • 参加費 : 無料
  • 審査方法 : 予選および本選の2段階審査
  • 賞金 : 金賞15万円、銀賞10万円、銅賞8万円、アイデア賞5万円、U18賞(18 歳未満の参加者で構成されるチームが対象)5万円の各賞を各1チームに授与
  • 審査委員長 : 長尾真氏(JST 科学技術情報特別主監、京都大学名誉教授)
  • 審査委員(50音順) : 大向一輝氏(国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系准教授)/小野寺夏生氏(一般社団法人情報科学技術協会[INFOSTA] 会長) / 鈴木良介氏(株式会社野村総合研究所主任コンサルタント) / 林雅之氏(NTT コミュニケーションズ株式会社 主査、国際大学GLOCOM 客員研究員) / 南川敦宣 氏 (KDDI 株式会社 新規ビジネス推進本部課長補佐) / 森川富昭氏(慶應義塾大学 大学院政策・メディア研究科/環境情報学部准教授)