日立製作所(以下、日立)は、企業や行政機関などに向け、ネットワークを介して日立のデータセンターに構築した電話システムを提供するクラウド型コミュニケーションサービス「CommuniMax/CT(コミュニマックス/シーティー)」のサービス申し込み受付を10月1日から開始し、11月1日から提供を開始すると発表した。

「CommuniMax/CT」の利用イメージ

同サービスは、通話など基本的な電話機能について、1内線番号あたり1, 890円(税込)から利用が可能な、月額料金制のクラウド型サービスです。

サービスの特長は、日立のデータセンターにシステムを構築し、ネットワークを介して提供するクラウド型サービスのため、ユーザーによるPBXやサーバなどの設備保有や管理が不要なため、初期導入コストを抑え、機器のメンテナンスや運用管理の負荷を軽減。加えて、各種コミュニケーション機能を連携し、PCやスマートフォンのポータル画面に一覧表示するUCポータル画面では、連絡先を表示する電話帳や、連絡先をグループ化して利用できるコンタクトリスト、電話をかける相手の通話状態などを表示するプレゼンス表示などの機能と連携した。

スマートフォンを内線電話機として活用する場合は、専用の内線アプリケーションをインストール。また、データセンター上のサーバを経由して通話着信するV字発信(3PCC)機能により、業務用と私用の通話代を区別して利用可能。発着信履歴や電話帳などのデータは、データセンターのサーバ側で一括管理できるため、スマートフォンの紛失時にも情報漏えいを防止する。

データセンター内のシステムには、インターネット経由で内線電話を利用できる機能を搭載し、海外の出張先や拠点からも、スマートフォンなどを利用して、インターネット経由で内線通話が可能。これにより、海外での通信コストを削減し、企業のグローバル化を支援する。

CommuniMax/CTの価格および提供開始時期は次のとおり。

「CommuniMax/CT」の価格イメージ