J.D.パワー アジア・パシフィックは9月19日、2013年日本ITソリューションプロバイダー顧客満足度調査を発表した。これによると、日本IBMやNECフィールディング、富士ゼロックス、NTTドコモが各セグメントにおいて1位となっている。
顧客満足度調査は、総合的な顧客満足度に影響を与える「導入・構築対応」や「システム品質」「障害・トラブル対応」「コスト」「営業対応」「サービス提供体制」の6項目を設定。それぞれの総合満足度に対する影響度を考慮した上で、1000点満点の総合満足度スコアを算出している。
日本IBMは、「コンピューターメーカー」のセグメントで1位となった。同社は「システム品質」と「サービス提供体制」の項目で最も高い評価を受けたという。2位は日立製作所で「導入・構築対応」や「障害・トラブル対応」「営業対応」の項目でトップ評価を受けた。
続いて、NECフィールディングは「コンピューターメーカー系ベンダー」のセグメントで2年連続1位となった。同社は、全ての項目で平均を上回る評価を獲得。「導入・構築対応」や「システム品質」「コスト」「営業対応」「サービス提供体制」の5項目でトップ評価となった。2位は富士通エフサスとなり、「障害・トラブル対応」で最も高い評価を受けた。
富士ゼロックスは「事務器メーカー系事業者」のセグメントで2年連続1位。「導入・構築対応」や「システム品質」「コスト」「営業対応」の4項目で高い評価を獲得した。2位はリコーで、「障害・トラブル対応」と「サービス提供体制」でトップ評価となった。
最後のNTTドコモは、「通信系事業者」セグメントで1位。同社は「システム品質」と「営業対応」「サービス提供体制」の3項目で最も高い評価を得た。特に「営業対応」と「サービス提供体制」の項目が、平均を大きく上回る高い評価だったという。2位はNTT東日本となり、「システム品質」と「障害・トラブル対応」でトップ評価を獲得している。