アドビ システムズは、「Adobe Creative Cloud」で提供される映像制作ツールを対象としたメジャーアップデートを発表した。アップデートの提供開始は10月以降を予定している。
このたび予定されているアップデートには、「Adobe Premiere Pro CC」、「Adobe After Effects CC」、「Adobe SpeedGrade CC」、「Adobe Prelude CC」および「Adobe Media Encoder CC」といった制作ツールに、ビデオプロフェッショナルの高品質な映像の制作、協調制作、およびマルチスクリーン向け制作の認識を変えるような、150種類を超える新機能が盛り込まれている。
例えば、UltraHD、4K、およびそれ以上の解像度、高いフレームレート、およびRAWフォーマットのネイティブサポートが拡充され、最新の高解像度カメラからのクリップを変換することなく、そのまま扱うことが可能になるという。
ほか、制作ワークフローにおける協調制作を助けるツール「Adobe Anywhere for video」についても重要なアップデートが追加され、大規模な仮想チームであっても撮影、撮影の記録、編集、共有、および仕上げ作業を協調制作で行えるようになるとのこと。
なお、アドビは、9月13日から17日までオランダ・アムステルダムで開催される「IBC 2013国際放送展」にて、これらの新しいソリューションを展示する。詳細については同イベント向けの特設Webページを参照してほしい。