Googleはこのほど、「Google AdWords」に検索データの分析に役立つ新機能「有料広告とオーガニック検索レポート」を追加した。
これまでのレポートでは、有料広告とオーガニック検索に関するデータを別々に表示することしかできなかったが、新しいレポートは、「検索結果ページに有料広告のみが表示された場合」「オーガニック検索結果のみが表示された場合」「両方が表示された場合」の掲載結果をそれぞれ確認・比較することができる。
これにより、オーガニック検索結果でのみ表示につながっている検索語句をチェックして、AdWordsに追加すべきキーワードの候補を見つけることができる。
また、有料広告とオーガニック検索の両方について、検索語句での表示状況を確認して効率アップのための修正を行ったり、AdWordsでの入札単価や予算、キーワードなどを変更した際にどんな影響が出たかを確認したりすることもできる。
新しいレポート機能を利用するには、Webサイトの所有者確認が完了しているGoogleウェブマスターツールのアカウントを、AdWordsアカウントとリンクさせる必要がある。リンクを行うには両アカウントの所有者が同一でなければならず、ウェブマスターツールの所有者として登録されていない場合は、AdWordsを通じてアクセス権の付与をリクエストできる。