ウルシステムズは9月2日、クラウド型データウェアハウスプラットフォーム「White-eYe」の提供を開始した。「Amazon Redshift」を利用したエンタープライズ向けの機能(ETL、BI、機械学習、運用管理など)を統合し、アマゾン ウェブ サービス(AWS)クラウド上のサービスとして実現している。

ウルシステムズは、Amazon Redshiftをエンタープライズで利用する際に必要となるシステム間連携機能、BIツール、機械学習による自動分析、セキュリティや運用管理の機能などを開発し、White-eYeプラットフォームとして統合した。White-eYeを使うことで、ERPなどの基幹システムやWebシステム、SNSやCRMなどから得られるビッグデータをすばやく簡単にAmazon Redshiftへ投入し、分析できるようになるという。

White-eYeで提供される機能と構成

主な機能は、Talendを用い、基幹システムやWebシステム、HadoopなどのデータをAmazon Redshiftへロードする「データ連携」、機械学習を用い特徴抽出などを自動い、Amazon Redshift上のデータをTableauで可視化する「BI・データ分析」、カラム型で高速なクラウド上のデータウェアハウスAmazon Redshiftが利用できる「データストア」、クラウド上で運用するためのセキュリティ、暗号化、自動障害復旧、システム管理などの機能を提供する「運用基盤」。

White-eYeの基本価格は、初期導入費用が200万円から、月額利用料が35万円からに設定されている。

またウルシステムズでは、同社の保有するクラウド型データウェアハウスに必要なノウハウをプロフェッショナルサービスとして提供するという。PoC(Proof of Concept)などの検証やデータ分析コンサルティング、データ連携や運用管理などに関するコンサルティング、エンタープライズシステムのクラウド導入に関する各種技術支援も行うという。