日本オラクルは、高速分析専用マシンの最新版「Oracle Exalytics In-Memory Machine X3-4(以下、Oracle Exalytics X3-4)」を同日より提供開始すると発表した。

日本オラクル 専務執行役員 テクノロジー製品事業統括本部長 三澤智光氏

同製品は、対象となるデータは企業の基幹システムに格納されている構造化データ、コールセンターのログ、社内のコラボレーションツールや社外のソーシャルメディアに蓄積された非構造化データの情報探索、分析、レポートティング等をひとつの基盤上で実行することができるソリューション。

最新版ではハードウェアの強化が行われ、メモリ搭載量が従来の1TBから2TBの2倍に増強され、フラッシュメモリ2.4TBを新規に搭載する。さらにハードウェアディスク領域を従来の3.6TBから5.4TBに拡大し、パフォーマンスの改善が図られている。

また、同製品に搭載するソフトウェアが強化され、「Oracle BI EE」では、分析やレポートが「Microsoft Office」で実行できる「Smart View」の登場により操作性が向上した。さらに、モバイル機能のセキュリティを強化し、データの端末上でのキャッシュ保存の制約や端末からアクセス可能なデータをユーザ権限に応じて柔軟に設定できるようになった。

アップデートされた機能など

想定最小構成価格は1700万円前後。旧製品ユーザ/パートナーに対してアップグレード・キットを提供する。アップグレードキットには、追加で必要となるフラッシュメモリとメモリが含まれる。