NetApp(ネットアップ)は17日、テクノロジを積極的かつ革新的に活用してITの生産性を大きく向上させ、優れた成果を上げている企業や個人を表彰する「NetApp Innovation Award 2013」の受賞企業を発表した。

同アワードは今年で9回目を迎え、今年度は、「Innovator of the Year(アジア太平洋地域)」を、日本のソフトバンクテレコムが受賞している。

今年度は世界中の顧客やパートナーから130を超える応募があり、「NetApp Innovation Award 2013」の受賞者およびファイナリストリストは次のとおり。

  • Innovator of the Year- 南北アメリカ地域(Americas) 受賞企業: Turner Studios ファイナリスト: Apache Corporation

  • Innovator of the Year- アジア太平洋地域(APAC) 受賞企業: ソフトバンクテレコム株式会社. ファイナリスト: Netmagic Solutions

  • Innovator of the Year- ヨーロッパ/中東/アフリカ地域(EMEA) 受賞企業: Chiesi Group ファイナリスト: Tiscali

  • Innovator of the Year- 米国公共部門(USPS) 受賞企業: The IlliniCloud (ネットアップのパートナーであるCDW社の応募) ファイナリスト: 米国連邦防疫センター(Centers for Disease Control and Prevention )

  • Go Beyond 受賞企業: Kommunale Informationsverarbeitung Baden-Franken ファイナリスト: Esurance、PeakColo、Thomson Reuters

  • Pioneer 受賞企業: Sauber Motorsport AG ファイナリスト: ack Wolfskin、 PNI Digital Media Inc.、 Western Oregon University

  • Visionary Leadership 受賞企業: DP World’s London Gateway (ネットアップのパートナーであるDimension Data社の応募) ファイナリスト: Centene Corporation、Delek US Holdings, Inc.、 ブラジル国立宇宙研究所(National Institute for Space Research-INPE )

なお、受賞企業からのコメントとして、ソフトバンクテレコムの常務執行役員兼CISOの鬼頭周氏は、「当社は、ITをコストセンターからプロフィットセンターへと変革することを目指してネットアップ製品を導入した結果、当社の成長をサポートするさまざまな社内/社外のクラウドサービスを開発することができました。また、必要なストレージの量を50%以上削減し、さらに仮想デスクトップを1,000台導入するためにかかる期間を1週間から1日へと短縮しています。そして、最も重要なことは、2011年に日本で発生した大地震の際、国全体が復興に取り組む一方で、当社はネットアップで刷新されたITインフラを活用し、わずか数日間で地震の影響を受けた企業、公的機関、慈善援助組織に対してクラウドサービスを迅速に提供し、復興に向けた各組織の活動を維持することに貢献できたことです」とコメントしている。