mir.aculo.usに興味深い記事が「3 new HTTP headers that we actually need」として掲載された。WWWが情報にアクセスする革命的な出来事になったが、その通信プロトコルであるHTTPは人間に対する理解が足りないとし、こんなHTTPヘッダを追加してはどうだろう、という提案する記事になっている。半分ジョークの混じったものだが、提案されているヘッダはそれ相応に興味深い。
提案されているHTTPヘッダは次のとおり。
- User-Tech-Savvyness-Score - 技術に対する理解度を0から1の間の数値で表現する。0があなたのお母さんレベル、1をLinus Torvalds氏と考えればよい。ブラウザはこのヘッダを指定してHTTPリクエストを実施し、サーバはユーザの技術レベルに応じたコンテンツを配信する
- CPU-Utilization - 直近数分間のCPU負荷データを指定する。サーバは負荷状況に応じてコンテンツを配信する
- Bandwidth-Average - 直近数分間のネットワーク帯域を指定する。サーバは帯域に応じて適切なサイズのコンテンツを配信する
mir.aculo.usはWebデザインに関する記事が掲載されることが多い。提案されているHTTPヘッダも、いかにユーザに対して適切なコンテンツとUIを提供するかという視点を含んでおり興味深い。