日立製作所は6日、グローバルで同社の研究所と事業部門が一体となり、顧客とともにイノベーションを創出するため、6月1日付で、「日立イノベイティブ アナリティクス グローバルセンタ(Hitachi Global Center for Innovative Analytics 以下、HGC-IA)」を設置したと発表した。これにより、ビッグデータ利活用事業のグローバル展開を強化する。
同センタでは、米国日立コンサルティングならびに日立データシステムズ社と連携し、米国や英国、アジアなどの拠点を結び、顧客の課題を解決するためのビッグデータを活用したソリューションを開発する。さらに、ソリューション開発で必要となる各拠点の人財、技術および開発したソリューションの集約・共有を図り、ソリューション提供をグローバルで実施。さらに、現地人財の採用も積極的に行う。
分野としては、ヘルスケアや通信・メディア、エネルギーや交通、マイニングなどに注力していく。2013年度で約100プロジェクトを実施予定。
そして、国内から約200人、グローバルから約100人の合計300人規模で同センタをスタートし、2015年までに500人規模への体制強化を計画。さらに、2015年度のビッグデータ利活用事業を国内で約500億円、グローバルで約1,000億円の売上高1,500億円をめざす。