Googleはこのほど、同社の提供する「Googleウェブマスターツール」において、構造化データを簡単に利用できるようにする2つのアップデートを実施した。
アップデートのひとつめは、データハイライターによる7種類の新しい構造化データのサポート開始。
データハイライターは、Webサイトに掲載される構造化データのパターンを簡単なマウス操作でGoogleに伝えることができるツールで、これまではイベントに関する構造化データのみをサポートしていた。今回のアップデートでは、商品や地域のお店やサービス、記事、ソフトウェアアプリケーション、映画、レストラン、テレビ番組のエピソードに関する構造化データを扱えるようになる。
ふたつめは、「構造化データマークアップ支援ツール」の提供開始。
データハイライターは、Webサイトの構造化データについて、HTMLを編集することなく簡単にGoogleに伝えることができる便利なツールだが、Webページに構造化データマークアップを直接埋め込む方が望ましい場合もある。構造化データマークアップ支援ツールによって、このような作業がより効率的に行える。
構造化データマークアップ支援ツールもデータハイライターと同様に、まずWebページを指定してから、目的のデータタイプの主要なプロパティをマウス操作で「タグ付け」する。タグ付けが終わると、microdata形式のマークアップが追加されたサンプルHTMLコードが構造化データマークアップ支援ツールによって生成される。ユーザーはこのコードをダウンロードして、Webサイトに構造化データを実装する際の参考用として使用できる。
なお同ツールは、データハイライターがサポートしているすべてのデータタイプに加え、Gmailに構造化データを埋め込むための数種類のデータタイプに対応している。