富士ゼロックスシステムサービスは5月30日、通常はPCで表示できない外字を含む約9万字をWeb上で活用できる「Web文字基盤サービス」を同日より提供すると発表した。同サービスは、Webサービス提供者やWebシステム開発会社向けに提供される。

システム概要図

利用企業は、HTMLタグを埋め込むことで同社のクラウド型文字基盤を利用でき、PCにフォントをインストールすることなく、各種ブラウザ上で文字入力や表示が可能となる。ブラウザはInternet Explorer、Chrome、Firefox、Safariなど主要なものをサポートしており、スマートフォンやタブレット端末でも表示できるという。

文字基盤サービスは、同社が全国約1000自治体の戸籍システム構築で培った氏名や住所で使用される文字情報と、国際標準に準拠した「IPAmj明朝フォント」を組み合わせ、整理した約9万字で構成されている。これにより、「氏名」「地名」「中国簡体字などの文字表現」をWeb上で正確に表現できるとしている。価格は1システムあたり600万円~。