日本マイクロソフトは5月29日、すでに提供済みのWindows 8搭載タブレット「Surface RT」の上位機種にあたる、Intel Core i5搭載の「Surface Pro」の販売を6月7日より開始すると発表した。すでに、米国やカナダでは発売されており、日本での発売が待たれていた。
RTとProの違いはOS、CPU、メモリ、内蔵フラッシュメモリ(記憶領域)、ディスプレイ解像度などで、概要は以下のとおり。
仕様 | Surface RT | Surface Pro |
---|---|---|
OS | Windows RT | Windows 8 Pro |
CPU | Tegra 3 モバイルプロセッサ クアッドコア | Intel Core i5 |
メモリ | 2GB | 4GB |
記憶領域 | 32GB/64GB | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 10.6インチ ワイド(1,366×768) | 10.6インチ ワイド(1,920×1,080) |
外形寸法 | D275×W172×H9mm | D275×W173×H14mm |
重さ | 約675g | 約907g |
バッテリ駆動時間 | 最大8時間 | 非公開 |
今回発表されたモデルは日本独自仕様として、Office Home and Business 2013がプリインストールされているほか、世界に先駆けて記憶領域256GBのモデルを用意している。参考価格は、記憶領域128GBモデルが99,800円、256GBモデルが119,800円。
バッテリ駆動時間は公開されていないが、日本マイクロソフト 執行役 コンシューマー&パートナーグループ リテールビジネス統括本部長 兼 コミュニケーションズ パートナー統括本部長 横井伸好氏によれば、実際に使用した感覚では4時間程度だという。
「Surface RT」発売後の反応について日本マイクロソフト 代表執行役 社長 樋口泰行氏は「ポジティブで購入意向が高く、ユーザーからの期待も大きい。大きいのがキーボードとOfficeで、これまでアプリケーション資産が使えることが評価されている」と、先行するiPadとGoogleタブレットとの違いを強調した。
Surface Proのディスプレイは、指タッチ以外に電磁誘導方式のSurface Pro専用のペンが付属。インタフェースとして、USB 3.0、microSDスロット、2つのHD 720pカメラ、ミニディスプレイポートなどがあり、通信機能としては無線LAN(802.11a/b/g/n)とBluetoothに対応する。
一般・個人向けには、以下の販店グループおよびMicrosoft Store(オンラインストア)で発売、法人向けの販売については、別途発表される予定。
・エディオン全店および100満ボルトの主要店舗
・ケーズデンキグループが展開する主要店舗
・ビックカメラ およびそのグループ会社
・ヤマダ電機 およびそのグループ会社
・ヨドバシカメラ
なお、LTEなどの通信モジュールを内蔵したモデルの販売は、現在ところ予定していないという。
また同社は、Surface Proの発売に合わせて、BEAMS(ビームス)、BAROQUE Japan(バロックグループ)、および「攻殻機動隊ARISE」との共同プロモーションの一環として、オリジナルのコラボデザイン キーボードが当たるキャンペーンを6月7日から6月30日までの予定で実施する。本キャンペーンでは、Surface RTまたはSurface Proの購入者を対象に、デザインが施されたオリジナルの各色タッチ カバーを抽選で100名に提供する