コンピュウェアは、「dynaTrace PurePath Technology」と「Compuware Gomez Performance Network」を統合したユーザー体感管理(UEM)ソリューション「Compuware APMaaS」を発表した。
発表によれば、業界初のAPMaaS(Application Performance-as-a-Service)ソリューションであり、実ユーザー監視、疑似トランザクション監視、サードパーティサービス監視、ビジネスインパクト分析を含めた統合UEMを実現するものであるという。
Compuware APMaaSは、企業が実際のユーザーの視点、および統合された視点から、1つのオンデマンド・プラットフォーム上でユーザーエクスペリエンスを最適化し、パフォーマンス、可用性、サービスレベルを管理できるソリューションであり、短期間で容易に実装することができる。
APMaaS型のデリバリーモデルによって運用の自動化が進み、問題が発生した場合には、ユーザー監視と擬似トランザクションの両方に対し、ワンクリックで原因を診断することが可能となるという。
具体的な管理サービスは次のとおりだ。
- 実ユーザー監視 : あらゆるユーザー、ブラウザ、デバイス、地域において、アプリケーションパフォーマンスと実際のエンドユーザー体感を総合的に可視化する。すべてのランディングページを自動で特定、監視してSEOを改善し、本番環境におけるJavaScript/AJAX のページアクションやモバイルのタップおよびスワイプを含む、すべてのトランザクションを24時間365日測定する。
- 疑似トランザクション監視 : Web、モバイル、クラウドの各アプリケーションの可用性とサービスレベルに対して、ファイアウォールの外側からパフォーマンスを可視化する。
- サードパーティサービス : CDN、広告、ソーシャルメディア、ビデオなど、あらゆるサードパーティサービスのパフォーマンスを測定する。
- ビジネスインパクト : アプリケーションパフォーマンスが、実際のユーザー体感、顧客満足度、ビジネス結果に与える影響を数値化する。また、パフォーマンスだけでなく、コンバージョン、サイト離脱、売上の状況をリアルタイムにトラッキングする。