リコーは5月15日、プロダクションプリンタ「RICOH Proシリーズ」のカラー機の新製品として、A3対応の「RICOH Pro C5110S」と「RICOH Pro C5100S」を発売開始すると発表した。連続出力速度(カラー/モノクロとも)は「RICOH Pro C5110S」が80ページ/分(A4ヨコ)、「RICOH Pro C5100S」が65ページ/分(A4ヨコ)となっている。

「RICOH Pro C5110S」

両製品の主な特徴として、凹凸紙へのトナー転写性と定着性が向上したほか、さまざまなサイズの封筒への印刷が可能。重合法によるオイルレスの「カラーPxP-EQトナー」の採用により、色再現領域は従来トナーに比べ約10%拡大したほか、彩度アップが実現されている。

液晶パネルには直立型9インチカラー液晶パネルが採用されており、よく使う機能は登録/アイコン化するなどカスタマイズすることもできる。

また、紙詰まりの際は、用紙が詰まった箇所のLEDランプが発光し除去作業を誘導し、除去しにくい位置に詰まった場合は、自動でパージトレイに移動する機能も搭載している。

両製品共通の主な仕様は、メモリが2.5GB、HDD容量が375GB(187.5GB×2)、解像度が読取時600dpi、書込時1,200dpi×4,800dpi、外形寸法がW799×D880×H1,648mm、重量が261kg以下。

価格は、「RICOH Pro C5110S」が618万円(税別)、「RICOH Pro C5100S」が498万円(税別)。