BOE(Built on Express Advantage)コンソーシアムは2013年5月13日、IBMのミッドレンジサーバであるIBM Power Systemsを中核とした「IBM Power Systemsコミュニティ」の発足を発表した。5月27日にキックオフミーティングを開催し、会員の公募を開始する。

IBM Power Systemsコミュニティは、IBMが運営する「Power Systems Community」と連携しつつ、国内市場でPower Systemsの普及を促進していく。また、同システム上で稼働するBOEコンソーシアム会員の製品をユーザーに販売するための環境づくりや、ユーザーの課題をワンストップで解決するための体制づくりを推進していくとのことだ。

IBM Power Systemsコミュニティは、次の4つのワーキンググループで活動を開始する。

  1. イグアスをコアとしたワーキンググループ : イグアスの「ITディストリビューション事業」の一環として、IBMのハードウェアやソフトウェアに加えて、BOEコンソーシアム会員が提供しているPowerLinuxソリューションの販売支援やプロモーション活動を実施する。
  2. 日立ソリューションズをコアとしたワーキンググループ : 日立ソリューションズが提供しているOSS(Open Source Software)の適用・導入支援サービスに、BOEコンソーシアム会員のビジネスソリューションをラインアップに加える。
  3. NTTデータイントラマート社をコアとしたワーキンググループ : NTTデータイントラマートが提供する「intra-mart Accel Platform」を中心に、同社のパートナー企業が提供しているさまざまな業種業態に対応したワークフロー・情報系・基幹系のソリューションの販売を推進する。
  4. 福岡情報ビジネスセンター : 福岡情報ビジネスセンター社が提供しているIBM i/PowerLinuxをベースとしたクラウド環境をBOEコンソーシアム会員に提供し、SaaSとしての販売を推進する。