NTT空間情報とゼンリンは、東日本大震災の被災地の復興支援を目的とした地図情報の商品化において協力し、NTT空間情報の衛星画像とゼンリンの住宅地図データをパッケージ化した空間コンテンツ「震災復興支援地図」を5月13日から提供を開始すると発表する。

「震災復興支援地図」

同製品は、NTT空間情報が提供する最新の衛星画像「GEOSPACE衛星写真」とゼンリンが震災後に制作した住宅地図データ「Zmap‐TOWNII」をGIS等のアプリケーションソフト上で重ねて表示ができる地図データで、これにより、被災地の最新の地形や道路状況など、復興状況の変化を視覚的に把握することが可能になる。提供エリアは、青森県、岩手県、宮城県、福島県、千葉県、茨城県の一部。提供単位は、衛星画像25km2から、住宅地図データが市区町村単位。提供フォーマットは、衛星画像がGeoTIFF形式、住宅地図データがShape形式。

製品の活用により、復興に向けた自治体やインフラ事業者等によるインフラ整備計画の立案や、各市区町村における住民からの各種問い合わせの対応などに役立てる。

また、オプションとして、利用者の用途に応じ、震災前・震災直後の衛星画像や震災前の住宅地図データを組み合わせて提供する。

製品ラインナップは、基本製品が衛星画像(最新)+住宅地図データ(震災後)、オプションが衛星画像(震災前・震災直後)、住宅地図(震災前)。価格は、衛星画像+住宅地図データ1地区1ライセンス299,250円から。