ネットワールドは24日、流通サービスが、業務サーバ群のバックアップ環境の改善と、BCP(事業継続計画)の強化のため、ネットワールドが提供するEMCの重複排除バックアップストレージ「EMC Data Domain」とSymantecのバックアップソフトウェア「Symantec Backup Exec 2012」を導入し、本稼働を開始したと発表した。

同社によると、流通サービスは、約30台の業務サーバのバックアップをテープ装置で行なっていたが、新システムではバックアップ運用を一元化して業務効率化に成功したという。また、関西地区の拠点にもEMC Data Domainを導入し、本社データを遠隔レプリケーションすることで、データ保全体制を確立した。

導入構成イメージ

新システムでは、ファイルサーバやコンテンツ暗号化サーバ、ウイルス対策サーバ、人事給与DBサーバなどのデータを、本社内に設置した「Data Domain DD160」にバックアップしている。また、BCP強化のため、もう1台のData Domainを関西地区の拠点に設置して、遠隔レプリケーションを構築した。

Data Domainの重複排除機能により、総容量約12TBのバックアップ対象データが、Data Domain上では約700GB程度、関西拠点への転送容量も1日10~15GB 程度で、バックアップ専用回線も不要だったという。

なお、システムの提案・構築は、リコージャパンが行なった。