総務省は4月19日、行政が保有する情報のオープンデータ化のテストケースとして、情報通信白書のオープンデータ化を開始した。今回のオープンデータ化は、2010~2012年の情報通信白書の冊子版 / HTML版(Excelデータ含む) / PDF版が対象となっている。

総務省は現在、行政が保有する情報のオープンデータ化に向け、「オープンデータ流通推進コンソーシアム」と連携してオープンデータに関する技術仕様や二次利用ルールなどについて検討を進めている。このほど開始された情報通信白書のオープンデータ化は、同コンソーシアムにおける二次利用ルールに関する検討のテストケースとなる。

総務省は、オープンデータ化した情報通信白書の利用を促すとともに、今後に向けて利用者からの意見を5月17日まで募集している。なお、情報通信白書のオープンデータは、一部の図表を除き、商用利用も含めてあらゆる二次利用が可能な利用規約が採用されている。

なお、2008~2009年版および2013年版の情報通信白書についても、今後オープンデータ化される予定となっている。