米Microsoftは4月17日、Outlook.comなど同社のサービスや製品で使われているアカウントサービス「Microsoft Account」で2要素認証をオプション提供することを発表した。アカウント利用者は数日以内に2要素認証を利用できるという。

Microsoft Accountは、WebメールのOutlook.com(旧Hotmail)、クラウドサービスSkyDrive、VoIPのSkype、Windows PC、Windows Phoneスマートフォン、Xboxなどで利用されている。

今回の2要素認証は、ユーザー名とパスワードを入力する現在の認証方式に、要素をもう1つ加えるもの。希望するユーザーは、設定画面から2要素認証(2ステップ認証)を有効にし、スマートフォンや電子メールアドレスに送られたセキュリティコードを利用できる。頻繁に利用するデバイスでは、セキュリティコード入力を省略できるが、60日間以上利用がなかった場合は再度入力を求める。

Microsoftは1年以上前から2要素認証を部分的に導入していたが、今回Microsoftの製品が利用するアカウントで利用できるようにすることで、マルチデバイスでアクセスするユーザーのアカウントの保護を強化する。