トレンドマイクロは4月16日、小中学生のインターネット利用に関するWebアンケート調査の結果を公開した。同調査は3月28日~29日に行われたもので、インターネットを利用する小学4年生~中学3年生の親412名が対象となっている。

調査結果をみると、子どものSNS利用に関する質問では、88.1%の人が「利用させたくない」もしくは「どちらかというと利用させたくない」と答えており、SNSの利用に肯定的な親は少ない。

また、子どもがSNSを利用する際の適切な情報公開範囲については、84.5%が「実際の友人まで」と回答。一方、実際にSNSを利用している子どもを持つ親の半数近くは、子どもの情報公開範囲を把握していないという結果も出ている。

子どもにSNSを利用させたいと思うか(発表資料より)

子どもがSNSを利用する場合、情報公開の範囲はどこまでが適切だと思うか(発表資料より)

子どもが利用するSNSに対し、情報公開範囲などの設定や確認を行っているか(発表資料より)

子どものインターネット利用に関する質問では、83.5%の親はなんらかの不安や心配があると答えている。具体的には、「意図しない課金サービスの利用」や「有害なWebサイト・画像の閲覧」「個人情報の漏洩」などを心配する親が多い。

子どものインターネット利用に関して不安や心配なことは?(発表資料より)

子どもが利用するPCのセキュリティに関する質問では、「すべての端末でウイルス対策を行っている」と回答した人は59.2%となっており、ペアレンタルコントロールやURLフィルタリングの実施率はさらに低い数値になっている。

子どもが利用しているPCに対してセキュリティ対策を行っているか(発表資料より)