文藝春秋は、4月12日に発売する村上春樹氏の書き下ろし長篇小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」について、Amazon書籍ストアにおける同作品の予約数が2万冊に達したことを発表した。

同作品は3月15日から予約受付がはじまり、4月6日時点で予約数2万を達成。予約開始から11日で1万冊、23日で2万冊を記録しており、村上春樹氏関連の小説では最速のスピードだという。

なお、今回の長篇小説に関して、以下の2つのコメントが「著者からのメッセージ」として発表されている。

「短い小説を書こうと思って書き出したのだけど、書いているうちに自然に長いものになっていきました。僕の場合そういうことってあまりなくて、そういえば『ノルウェイの森』以来かな」

「『1Q84』がいわばジェットコースター的な物語だったので、それとは少し違うものを書いてみたいという気持ちがありました。それがどんなものなのか、書いてみないとわからなかったけど」