The World Wide Web Consortium

CSSでグリッドレイアウトを実現するための仕様のワーキングドラフト「CSS Grid Layout - W3C Working Draft, 2 April 2013」が公開された。将来のCSSでグリッドデザインを実施する方法として参考になる。公開されたワーキングドラフトにはサンプルコードが豊富に掲載されており、どのようなコーディングを想定しているのかがわかりやすい。

現行使われているCSSにはグリッドレイアウトが含まれていないため、既存の機能を組み合わせてグリッドレイアウトを実現する必要がある。Blueprintや960 Grid Systemなど、グリッドレイアウトを簡単に実施できるようにするCSSフレームワークがいくつか存在している。CSSフレームワークを使えばグリッドレイアウトを比較的簡単に実現できるが、フレームワークごとに記述形式が異なり、記述の互換性がないという問題がある。

CSS Grid Layoutが策定された後は、CSS Grid Layoutによるグリッドレイアウトが普及する可能性が高い。ブラウザ側の実装や、実装しているブラウザの普及率などもあり急速に入れ替わるわけではないが、注目しておきたい仕様といえる。