OKIは3月21日、基幹IA-64サーバー「OKITAC 9000シリーズ」に、インテルItanium プロセッサー9500番台を搭載した5機種をラインアップに追加し、同日より販売開始すると発表した。出荷は、2013年4月下旬より順次開始される。

Cell Blade 900s i4

今回、発表されたのは、「Cell Blade 900s i4」搭載ハイエンドサーバー「OKITAC9000 superdome2」、ブレード型サーバー「OKITAC9000 BL890ci4」「同 BL870ci4」「同 BL860ci4」、ラックマウント型エントリーサーバー「OKIATC9000 RX2800i4」の5モデル。

発表された5機種は、インテルItaniumプロセッサー9500番台の搭載により1プロセッサーあたりのコア数が8コアに増え、従来のインテルItaniumプロセッサー9300番台に比べて、最大約3倍に性能が向上。低電圧メモリの採用などにより、最大21%の低消費電力化を実現している。

各モデルの特徴として、「OKITAC90000 superdome2」は、最大32プロセッサー256コアまで拡張でき、物理パーティショニングnPar、論理パーテョショニングvParsに対応し、iCAPを利用すれば1コアのサーバーから構成することが可能。

「OKITAC9000 BL890ci4/BL870ci4/BL860ci4」は、BL860ci4をアップグレードすることにより、「BL870ci4/BL890ci4」に拡張でき、1プロセッサー4コアから8プロセッサー64コアまで拡張できる。

「OKITAC9000 RX2800i4」は、高さ2ユニットの筐体で最大2プロセッサー16コアまで拡張でき、PCI-Expressカードを最大6枚搭載可能。筐体はラックマウント型、タワー型として利用できる。

価格は、OS HP-UX11iv3 Base-OEを含む最小構成の場合、「OKITAC9000 superdome2」が3076万7100円、「OKITAC9000 BL890ci4」が2270万9400円、「OKITAC9000 BL870ci4」が923万5800円、「OKITAC9000 BL860ci4」が204万3300円、「OKITAC9000 RX2800i4」が203万7000円となっている。