ミュシャ財団、日本テレビ放送網、森アーツセンターは、美術展「ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展-パリの夢 モラヴィアの祈り」を開催する。会期は3月9日~5月19日(4月25日は休館)、開館時間は10:00~20:00(火曜は17時まで、入館は閉館の30分前まで)。会場は東京都・六本木の森アーツセンターギャラリー。入場料は一般1,500円、大学生1,200円、中高生800円、小学生以下無料。

<<夢想>> (1897年) (c)Mucha Trust 2013

同展は、アール・ヌーヴォー様式の巨匠のひとりで、日本でも人気の高い画家のアルフォンス・ミュシャ(1860~1939)の作品展。ミュシャの作品として広く親しまれているポスターをはじめ、絵画やパステル、宝飾品、素描、立体物、そして同氏のプライベートな品々なども含めた約240点が展示され、その多くが日本初公開の作品だという。これまでも国内で多く開催されてきたミュシャ展の傾向とは異なる構成で、ミュシャの芸術家としての功績を通じ、作家のコンセプトや芸術理念、そして思想を考察する内容となっている。

なお、森アーツセンターギャラリーでの会期を終えた後は日本各地にて巡回展を行う。開催地は、新潟県立万代島美術館(6月1日~8月11日)、愛媛県美術館(10月26日~2014年1月5日)、宮城県美術館(2014年1月18日~2014年3月23日)、北海道立近代美術館(2014年4月5日~2014年6月15日)となっている。

同展では、《四芸術》シリーズ(1899年)を希少なシルクサテンに印刷した「サテン・エディション」が日本初公開される。左から、<<四芸術:ダンス>>、<<四芸術:絵画>>、<<四芸術:詩>>、<<四芸術:音楽>> (c)Mucha Trust 2013