Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Android向けのChromeベータ版に通信を高速化するための機能が追加されたことが発表された。この機能は「Experimental Data Compression Proxy」と呼ばれており、通信プロトコルにSPDYを、さらにモバイル用途向けに最適化されたプロキシを経由することで、通信量そのものを削減するというもの。通信速度の向上が期待できる。

この機能は実験的に導入されたもので、chrome://flagsから「Experimental Data Compression Proxy」を有効にすることで利用できる。プロクシが画像データを最適化されたWebPフォーマットに変換して提供するようになるほか、HTML/JavaScript/CSSにも最適化が実施された上でgzip圧縮されたデータが送信されるようになる。

またこのベータ版には、デスクトップのChromeで入力したパスワードやオートフィルのデータをAndroidで動作するChromeでも利用できるようにする機能も取り込まれている。