NECは3月5日、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスと連携して、実店舗への集客を支援する「NEC O2Oクラウドサービス」の販売を開始した。

新サービスは、同社の通信事業者向けサービス基盤をベースにスマートデバイスを利用する「Smart Mobile Cloud(スマートモバイルクラウド)」を活用したもの。

具体的には、ユーザー認証や会員情報の管理を行う「会員管理サービス」、ポイントの付与や管理を行う「ポイント管理サービス」、ユーザーに対して店舗情報などをプッシュ配信する「PUSHサービス」、来店・購買・ポイント履歴などを分析してマーケティングにいかす「データ分析サービス」などのサービスを体系化し、トータルソリューションとして提供する。

サービスの導入企業は、会員ユーザーの好み、ポイント利用状況、Web上での情報収集履歴などに応じて、クーポン配信、ポイント付与、近隣店舗の表示を行うことができ、これによりユーザーのオンラインの行動を、店舗への来店と購買促進に結びつけられるという。

サービス構成図

サービスメニュー

同サービスの最小構成価格は100万円(税抜)。同社はこのサービスを通信事業者やサービスプロバイダなどに向けて販売し、今後3年間で100社への導入を目指すとしている。