ジュニパーネットワークス(以下、JNPR)は25日、LTEのモバイル・ネットワーク通信事業者向けに、「SRX5600シリーズ」と「SRX5800シリーズ」のサービスゲートウェイ向けのセキュリティ・ラインカードの新製品を発表したと発表した。

ジュニパーネットワークス 「SRX5600シリーズ」/「SRX5800シリーズ」

同製品は、使用中のソフトウェアおよびハードウェア双方のアップグレードにより、ダウンタイムなしでパフォーマンスのアップグレードができる唯一のハイエンド・セキュリティ・ソリューションとして、継続的なサービスを提供することが可能で、冗長性の高いコンポーネントにより、キャリアグレードのサービスレベルを維持できる。

また、同シリーズは、セキュリティ・ゲートウェイ、ファイアウォール、スイッチング、ルーティングの各レイヤーを単一プラットフォームにまとめることで運用コストの削減とネットワークの複雑性を軽減。新たなラインカードは、単一のSRXシリーズ・サービスゲートウェイで最大1億の同時セッション数と最大200Gbpsのファイアウォール・スループットをサポートする。

新たなラインカードは、既存のカードや筐体との互換性があり、同社の既存顧客は、同じSRX5000シリーズの筐体を用いた現行投資の拡大とともに、顧客ニーズに応じた拡張も可能となる。

さらに、GTP、LTE-SCTPなどのモバイルに特化したプロトコルを当初より認識するよう設計されているため、これらのプロトコルを悪用したりプロトコルに組み込まれたりする攻撃の拡散をファイアウォールが認識し、遮断する。