富士通は22日、PCサーバ「PRIMERGY」、ストレージシステム「ETERNUS」、フラッシュディスクなどに、SAPのデータウェアハウス(DWH)専用のデータベースエンジン「SAP Sybase IQ」を組み合わせて、納入前に専門のエンジニアがあらかじめシステム設定、最適化した中規模DWHのオファリングモデルを、発売開始すると発表した。

「SAP Sybase IQ」は、クエリレスポンスの高速性、データ圧縮格納の機能性、クエリチューニングレスの運用性などを特長とするデータベースエンジンで、CPUの追加によるスケールアップ、サーバおよびストレージの追加によるスケールアウトが可能。

発売されるオファリングモデルは、データ格納容量および利用者数に応じて、「SMALLモデル」、「STANDARDモデル」、「ENTERPRISEモデル」の3モデルがあり、PCサーバ「PRIMERGY」に「SAP Sybase IQ」がインストールされた状態で導入されるため、すぐに利用できる。

各モデルに共通した使用として、ソフトウェアはSAP Sybase IQ v15.4 Enterprise Edition、サーバはOS Red Hat Enterprise Linux Serverとなる。データ格納容量は、SMALLモデルが8TB、STANDARDモデルが8~48TB、ENTERPRISEモデルが48TB以上となっている。価格は、SMALLモデルが3,300万円(税別)から。